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コーヒー断ちをしてみて分かったことと、カフェイン中毒の仕組み

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こんにちは、すっとんです。
 
筆者は無類のコーヒー好きといいますか、学生時代に徹夜で勉強する際のお供として飲んでいたコーヒーがそのまま習慣化してしまったという経歴の持ち主です。
 
従って、筆者にとってのコーヒーは味を楽しむこともさることながら、「カフェイン摂取」が主な目的でした。
 
そんな筆者が、とある事情からコーヒー断ちをしようと奮起したけど想像以上に離脱症状が凄かった、という体験談を語っていこうと思います。
 

 

なぜコーヒー断ちをしようと思ったのか

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前述の通り、コーヒーを飲むことが完全に習慣化していた筆者。
三食の食事後はもちろんのこと、仕事中もひっきりなしにコーヒーを飲む毎日。
多い日は10杯を軽く超えていたと思います。
 
そんな筆者ですが、特に社会人になってからというもの、1つ悩みがありました。
 
それは、決まって午後になると、なんというか不安感?焦燥感?のような漠然としたネガティブメンタルに支配され、仕事が手につかなくなるのです。
 
そんなある日、何気なく見ていたコラムの1つに「カフェイン中毒」というものがありました。
「俺、コーヒーたくさん飲んでるから中毒なんて最早全く感じないぜ!」
という意味不明な自信と共にそのコラムを読んでいくと、なんとまさしく「カフェイン中毒の精神症状として、不安や焦燥感が出る」というものを見つけてしまったのです。

カフェイン中毒の症状

ここで、カフェイン中毒についてざっと書いておきます。
カフェインには主に2つの作用系があり、服用すると以下のような影響が出ます。
 
①中枢神経に対し興奮方向の作用
 ⇒強心作用、覚醒作用など
②血管収縮作用
 ⇒血圧上昇など
 
これを受け、中毒症状として発現するのが以下のような症状です。
主な身体症状
胃痛、胸痛、吐き気、心拍数の増加、不整脈など。
※多量接種の場合、死に至る危険もある。
主な精神症状
落ち着きがなくなる、緊張感、感覚過敏、不安、焦燥感、不眠症など。
Wikipediaより抜粋)

コーヒー断ちを決意

思えば筆者、特に午後は眠気がくるのも相まって食後に2杯は飲んでしまっていました。
そうすると中毒症状が出てきて仕事が手につかなくなるのですが、仕事が手につかないのでコーヒーを淹れに行ってまた飲むという悪循環。
 
そりゃあ仕事なんかまともに出来るはずないですよね。
 
ということで、10年以上続けてきた習慣をスパッと断ち切ろう!と思い立ち、コーヒー断ちを決意したのでした。

事前の情報収集

コーヒーの情報

コーヒー断ちをするにあたり、事前に情報収集したところ。
人それぞれ理由はあるものの、コーヒー断ちをトライしようという方は結構いるようでブログもいくつか出てきました。
 
そんな中で目を引いたキーワードが、「離脱症状」です。
いくつかの情報を見るに、大勢の見解として「コーヒーの離脱症状はツライ」というものがありました。
 
代表的な離脱症状として上げられていたのが、
  • 頭痛
  • 吐き気(頭痛から来てるのかも)
  • 眠気
  • だるさ
などなど。
 
人によりますが、コーヒー断ち開始後大体3日目をピークに、1週間から10日前後で離脱症状が収まるとのこと。
 
そしてそして、コーヒー断ちするうえで1つ重要なポイントがありました。
それは、頭痛対策の筆頭である鎮痛剤が飲めないかもしれないとのこと。
 
正確には、「無水カフェイン」などカフェインと名の付く成分が入っている鎮痛剤は、コーヒー断ち期間中は少なくとも飲んではいけません。
 
言うまでもありませんが、カフェインが入っているからですね。
バファリンなどを代表とする鎮痛剤はおそらくダメです。
 
飲むなら、作用機構が異なるロキソニンにしておきましょう。
(がしかし、後述しますが筆者の場合、コーヒー断ちに対してロキソニンはあまり効果がありませんでした。)
 
あとは当然ですが緑茶や紅茶、コーラ、エナジードリンク、栄養ドリンクにも大量のカフェインが入っていますので飲料禁止となります。

コーヒー断ち開始!

コーヒー断ち

では、体験談を書いていきたいと思います。
以下は、当時スマホでメモしていた記録を体裁だけ整えて、ほぼそのまま転記しています。

1日目

朝6時に起床。
最後にコーヒーを飲んだのは、前日の夜8時くらい。
起床時は特段いつもと変わらず、淡々と出勤準備を。
朝食時には必ずコーヒーを飲んでいたため、なんだか物足りない感じ。
 
昼になってくると、段々と体がだる重い感じに。
ただまぁ、いつも通りと言えばいつも通りといった調子なので、特に気にせず仕事をこなす。
 
夕方、やや弱めだが頭痛が始まる。
ロキソニンは服用せず、なんとか仕事を乗り切る。
 
夜11時頃、帰宅。
相変わらず弱めの頭痛はあったが、大したことはなく夕食を食べてお風呂に入って就寝。
夜1時。

2日目

朝6時に起床。
頭痛というほどでもないが、頭が重く違和感がすごい。
眠気がすごい。
 
昼食後。
状況は朝と特に変わらないが、コーヒーを飲んでいた頃には当たり前にあった胃腸のグルグル感(ガスが溜まっているような感じ)がなく、これについては快適。
 
夕方五時頃。
頭痛がひどくなってきた。
 
夜9時。
頭痛がひどいので、ロキソニンを服用。
 
夜9時半。
頭痛が和らいだので、このスキに帰宅。
帰宅後、食事とお風呂を済ませて就寝。
夜11時半。

3日目

6時起床。
起床時から凄まじい倦怠感。
頭だけでなく、全身が重い。
 
なんとか準備して出社するも、会社に到着するとどんどん頭痛も悪化してきた。
ロキソニンを服用してなんとかしのぐ。
 
昼食。
昼食を食べに行きたいが、頭痛と吐き気が凄まじく、とても食べる気になれないためデスクで寝て過ごす。
再度ロキソニンを飲む。
本当は6時間以上開けなければならないのだが、背に腹は代えられない。
 
午後2時。
ロキソニンが全く効かず。
3時から会議なのに、その準備もままならないほどの体調不良。
これはさすがにマズイ。
仕方ないが、モノは試しと缶コーヒーを1本飲む。
 
午後2時半。
全ての体調不良が驚くほどキレイに引いていった。
全てが快適、全てが順調、やる気がみなぎり急ピッチで会議の準備を行う。
 
午後11時。
帰宅。
あれ以降体調不良などには全くならず。
食事とお風呂を済ませて就寝。

4日目

超・快適な起床。
正直、離脱症状がここまでひどいとは想定外だった。
まとまった休暇中にトライするのであればいざ知らず、仕事のある日常で行うにはデメリットが多すぎる。

コーヒー断ち挑戦とその後・・・

コーヒー断ち挑戦

と、いうことで。
結果的に、4日目にしてコーヒー断ちは失敗に終わりました。
離脱症状、個人差があるとは思うのですが筆者にはちょっとキツ過ぎたようです。
 
しかしながら、結果としていくつか学びもありました。
以下に学んだことを書いていきます。

①やっぱりコーヒーはうまい!

コーヒー断ちをしてあらためて実感しました。
コーヒーはおいしい!
これを全く飲まないというのは、正直とても残念です。
やめるのはもったいない!

②中毒症状はコントロールできる!

今回筆者がコーヒー断ちを決意したのは、飲みすぎからくる中毒症状、特に不安感や焦燥感といった精神症状と決別するためでした。
そういった意味では、ようは飲みすぎなければ良いわけです。
いくつかトライしてみた結果、筆者の場合立て続けに2杯以上コーヒーを飲むと精神症状が出てくることがわかりました。
成人男性におけるカフェインの半減期(体内で分解され、カフェインの影響が半減する時間)は約4~5時間とのことなので、例えば朝と夕方1日2杯程度楽しむ程度であれば、問題なさそうです。

③むしろ、集中力がアップする!

上記の通り1日2杯に制限した結果、精神症状が来ないことも相まって仕事に対する集中力がかなりアップしました。
 
上記①~③の通りコーヒーとの付き合い方を改めたところ、結果的にコーヒーは今まで通り楽しめるし中毒症状は出ないし仕事に対する集中力も出るわ(①~③そのまんまですが(笑))、良いこと尽くめになりました。

その後・・・

その後、徐々にコーヒーを減らし、休日は1日中飲まなくても問題なくなってきました。
コーヒーを飲む日もあれば、飲まない日もあり、中毒や依存症とは無縁の体にすることに成功!!
 
ここから学んだのは、何事もいきなり全てを止めるというよりは徐々に徐々に体を慣らしていきながらやめていったほうが良いということでしょうか。

 

まとめ

今回は、筆者が実際にコーヒー断ちにトライして失敗(?)した体験談についてご紹介しました。
あらためて今回学んだこととして、やみくもにコーヒー(カフェイン)を悪役にしてしまいそうになりましたが、重要なのはしっかりとコントロールするということのようです。
 
よくよく考えてみれば、お酒やサプリメントなども摂りすぎれば体調を崩しますから当然ですね。
 
しかしながら、それとは逆に「コーヒーを完全に飲まないようにする」というのも正直デメリットのほうが大きいように感じます。
おしゃれなカフェに入ればおいしいコーヒーが飲みたくなるし、「コーヒー淹れようか?」などと妻に聞く、ちょっとしたコミュニケーションも生まれます。
いざという時の眠気覚ましとして有用な飲み物であることも事実でしょう。
 
また、適量のコーヒーは心臓疾患の予防に効果的という論文もいくつか出ています。
ようは飲みすぎも、飲まなさすぎも良くないということですね。
 
それに、これはあくまで筆者個人の場合ですが、1週間ほどコーヒーを飲まない日が続いても他のブログ等で紹介されているような『劇的な体の変化』はありませんでした
 
単に日数が足りないだけなのかもしれませんが、「コーヒー断ち」に対する過度な期待はしないほうが得策でしょう。
 
念押しになりますが、それら「コーヒー断ちによる効果」に期待するよりは『上手に付き合う』ということを考えたほうがよっぽど人生楽しめると筆者は思いますよ!
 
では今日はこのへんで!