Grav.Tree~グラツリ

生粋のライフハッカー・すっとんが、あなたの日常をちょっと良くする方法伝授します

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図形が苦手な子供にとって、この知育玩具は最適解かもしれない

私には現在、小学1年生・2年生の娘達がいます。

毎朝起床してすぐ、1時間ほど勉強をしてから朝食をとって学校に行くのがルーティーン。

そうして毎日勉強を見ていると自然に分かってくるのが、子供達の苦手分野。

私は大学でも数学を専攻していたため、その得意分野を生かして数学(小学生なので算数)を積極的に取り組ませていますが、ふたりに共通しているのが、とにかく図形が苦手ということ。

 

今日は、色々と試行錯誤した結果、図形の概念をスムーズに伝えることが出来た、

とある知育玩具についてご紹介してまいります。

 

ゲオマグ シリーズ

 

こちらが今回ご紹介する、ゲオマグシリーズです。

このシリーズ、色や大きさによってかなりたくさんのシリーズが出ているんです。

中には大人向けの「プロ仕様」まであり、実は知る人ぞ知る人気商品。

内容物によって価格は微妙に異なりますが、お値段は概ね3000円前後でしょうか。

 

まぁ、「よくある磁石と棒でカタチを作るやつでしょ」と言ってしまえばそれまでなんですが、ここまで汎用性に優れていて実際の教育に向いている知育玩具、私は今のところ見つけていません。

ではどんなものか、実際にご紹介してまいりましょう。

我が家が購入したもの

我が家が購入したのは、ゲオマグカラーとゲオマググリッターの2つ。

以下は取説を撮影したものですが、カラーのイメージは伝わりますかね。

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購入したゲオマグシリーズの取説

中身がこちら。

こんなのが、数十個ずつ入ってます。

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中身

銀色のパチンコ玉のようなものが、磁石で出来ています。

棒のほうは、おそらく磁石ではないと思うんですが、箱の中で磁石と一緒にずっとくっついているので多少の磁性があり、やはり棒同士だけでもくっつきます。

 

これを複数使うと、こんな感じで図形が作れるんですね。

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三角形

立体も簡単に作れます。

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三角錐

当然ですが、立方体もカンタンカンタン。

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立方体

何が優れているか?

まぁ良くも悪くも、出来ることはこれだけです。

じゃあこれの何が「実際の教育について汎用性があり優れているか」ですが。

①点と線を意識できる

小学1年生の算数を見たことのある方はご存知のはず。

現行、算数の教育指導要領では、まず「点と点をつなげて線を作る」ことから図形を学ぶんですよね。

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HP:ちびむすドリルさんより引用

これ、大人から見ればごく簡単で出来て当たり前なんですが、子供って思った以上に全然できないんです。

「一番右上の点から下に3つ伸ばして、次に斜め上に・・・」とか説明しても、なんのことやら全く理解できない。

我々大人が、生きていく中で自然に培ってきた「当たり前」が子供には通用しない瞬間です。

これを解決する手段として、「ゲオマグ」を使って実際に手で触って作ることで紙に書いてある図と実際の形をすり合わせ、脳内でイメージを一致させる工程が必要なんです。

その際、実際の問題とイメージを一致させる上で重要な要素が「玉」と「棒」です。

玉と玉をつなぐ棒、これをどんどん増やしていくことでいろんな図形ができる、そんなイメージが子供達には必要で、ゲオマグはそれを教えるのにとても効果を発揮してくれました。

②立体を透かしてみることが出来る

基本的な図形の概念を身に付けることが出来たら、次に挑戦したいのが立体図形です。

我が家ではこの本を使って立体図形の作図について勉強していますが、ただ問題を解かせるわけではなく、時々こんな質問をするようにしています。

「この立体を、真正面から見たら、どう見える?」

「この立体を、真横から見たら、どう見える?」

 などなど。

 

そんなときに効果を発揮してくれるのが、このゲオマグ。

なにはともあれ、実際に子供達が試行錯誤している瞬間をお見せします。

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試行錯誤中

問題にある立体を実際にゲオマグで作り、正面から見たらどうなるか?真横から見たらどうなるか?などなど自分達で色々試しています。

 

面の部分が無く骨組みだけなので、奥行きまでしっかり視認できて構造をよく理解できるんです。

どこがどう重なって、どうなるからこう見える!などがアリアリと分かるわけです。

③触っているだけで面白い! 

 もうこれ、触って色々作ってるだけで面白いんです。

別に勉強なんかに使わなくても、時間を忘れて大人が夢中になってしまいます。

我が家では、一箱では少々物足りなくなって追加でもう一箱購入しましたが、それでもまだ物足りない笑

追加で購入しようか、いっそたくさん入っているやつを買ってしまおうか悩んでしまうくらいです。

強いていうならデメリットは?

強いていうならデメリットは、

  • 値段が少々お高め
  • 磁力が強くて無関係なところにくっついてしまうことがある

という点でしょうか。

お値段的には、一箱に棒が24本、玉が20個ついて大体3000円くらい。

立方体を1つ作るのに棒が12本、玉が8個必要なことを考えると、立体図形の教育に一箱では心もとないですよね。

 

磁力が強い点は、ある意味仕方ないかもしれません。

弱くてポロポロとれてしまっても困りますから。

でも、所かまわずペタペタくっついてしまうので、慣れるまで子供ひとりでは作業がおぼつかないかも?

 


 

 このゲオマグ、私は知らなかった(Amazonでたまたま見かけて購入した)んですが、特に海外ではとてもポピュラーな知育玩具のようです。

冒頭申し上げたように大人向けのプロ仕様な製品まであるようで、Youtubeなどを見てみると凄まじい作品のオンパレードですよ。

 

確かに、このゲオマグが大量にあったら壮大なものが作れそうです。

一体いくらかかるかわからないので、私は挑戦できませんが・・・

 

なにはともあれ、 子供達の図形の理解に一歩近づくためのガジェットとしてこの上なく有益であることは間違いありません。

 

興味があれば、是非!